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インテリアコーディネーター試験の過去問題集の効果的な使い方

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こんにちは!いんたま編集部です。

この記事では、試験直前の対策に欠かせない過去について、合格者が実際に使っていた過去問や効果的な使い方を具体的に解説していきます。なんと、一発合格者である筆者が一次試験対策に使っていた過去問題集の得点率も公開!リアルな体験談をぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人
普段はwebデザイナー。とにかくインテリアコーディネートが好きで、友人からの「資格取ってみたら?」の一言で受験を決意し、その数ヶ月後に一発合格。現在インテリア業界への転職を検討中🪄

  1. インテリアコーディネーター試験では過去問が命!
  2. 厳選おすすめ過去問と効果的な使い方は?
  3. 合格した人は過去問でどれくらい得点してたのか?
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試験勉強に過去問題集が必要な理由2選

もちろんテキストや練習問題のみでしっかり対策して本番に臨むこともできますが、絶対に過去問もやることをおすすめします!

①より深いレベルで試験対策ができるから

過去問を解く中で試験の形式や年度ごとの傾向も把握することになるので、出題者の意図なども考えてより深いレベルで試験対策ができるようになります。

②本番に慣れることができるから

また何より、実際の試験に近い状況で問題を解くことで本番に慣れることができます。試験当日はいつもと違う場所での受験や周りの存在感によって緊張もしますし、時間配分など気を付けるポイントも多くてバタバタします。一次試験は短い時間の中で確実に全問解いていく必要がありますし、二次試験はプレゼンテーションと論文の時間配分がうまくできるかで合否が左右されると言っても過言ではありません。事前に過去問で経験を積んでおくことで、本番でも自信を持って問題を解くことができるようになるのです。

合格率をアップさせる過去問題集の見つけ方とは?

過去問にもいろいろあるので、自分の勉強スタイルにあったものを探すことが大切です。具体的にどうやって過去問を探すべきか、3つの観点で解説していきます。

このあとに筆者が厳選購入した一次試験・二次試験それぞれのおすすめ過去問も載せているので参考にしてくださいね!

①分野別or年度別どっちがいいの?

過去問の構成は、大きく「分野別」と「年度別」に分かれます。

・分野別:分野ごとに集中的に演習できる。自分の得意・苦手分野を把握しやすい&まとめて復習しやすい。
・年度別:本番と同じ形式で演習できる。1回で満遍なくいろんな分野を演習できる。

先ほども書いたように、事前に本番に近い状況で解く経験を積むという意味で、一次試験も二次試験も「年度別」は絶対にやった方が良いです。それに加えて、一次試験の場合は「分野別」も「年度別」も両方やっておくと良いでしょう。出題範囲があまりに膨大なので、いきなり年度別だけ解いてもおそらく間違いだらけになり、モチベーションが下がってしまいます。「まずは分野別でしっかり基本を押さえにいく」→「年度別で腕試し」の流れで進めると、きちんと実力がついていきますよ!

②解説の充実度合いはどれくらいがいいの?

一般的に、初心者には解説がわかりやすくて充実している過去問が使いやすいです。具体例や図表も用いて丁寧に解説されていると安心感があります。ただ、そういう過去問は分厚くて重い傾向にあります…。「すでにテキストや練習問題などで豊富な解説を見てきた」という人は、過去問の段階になるともう解説もシンプルで良いかもしれません。薄くて軽くて使いやすい過去問を選びましょう。

③シリーズは揃えた方がいいの?

一般的に、教材は同じシリーズ(ブランド・出版元・著者)のもので揃えた方が良いと言われます。同じシリーズの教材だと書き方や出題形式が統一されていて使いやすいからです。

しかし、いんたま編集部は、あえて異なるシリーズの教材を使うことをおすすめします

なぜかと言うと、異なるシリーズの教材だと、書き方や出題形式が統一されていないからです。「・・・それだと困るから同じシリーズに揃えるんじゃないの?」と思った人もいるでしょう。実は筆者は、異なるシリーズの教材を使って勉強する中で「同じインテリア概念を指しているにも関わらずシリーズによって全く異なる呼び方をされている用語」をいくつも発見しました。しかも、どちらにも別名があるとは書かれていなかったので、最初は同じものを指しているとわからず、インターネットで検索してやっと理解しました。仮に1つのシリーズの教材しか使わなかった場合、別名があることを知らないまま試験を受けていたと思います。

このように、あえて異なるシリーズのテキストを併用することで表現や単語の呼称の網羅性がupし、試験本番でどんな表現で出題されたとしても対応できるようになるのです。

合格者が使っていた過去問題集3選!

上記を踏まえて、筆者が実際に購入して使い、見事合格できた過去問を紹介します。

一次試験の過去問(分野別・年度別)

一次試験対策には、「分野別」と「年度別」で合わせて2冊購入しました。実際の過去問は「年度別」の方でカバーできるので、「分野別」の方は予想問題にしました。

分野別

インテリアコーディネーター1次試験 予想問題徹底研究2023
HIPS合格対策プロジェクト 編

■商品説明:今年の出題傾向を徹底予想した充実の本試験約5回分の問題を収録。取り組みやすい分野別編集の問題150問に加え、模擬試験1回分を収録。分野別問題では苦手分野を克服し、模擬試験で力試しができます。解説には、文章の意味がよりイメージしやすいように図表を多数掲載しています。「各分野の傾向と対策」「出題数の目安」を掲載。最新の法改正や新規格にもしっかり対応しています。

おすすめポイント
・年度別ではなく分野別なので、「テキストで習った分野に絞って練習したい」「苦手分野だけ集中的に解きたい」など、使い分けやすい
・1ページごとに問題とその下に解説があり、解いた後にすぐ答え合わせができる
・意外と薄いので、机でじっくり勉強する時に広げやすい

年度別

インテリアコーディネーター資格試験 年度別過去問題集2023年版
HIPS合格対策プロジェクト

■商品説明:1次試験最新4年分を年度別に収録。1ページ1問の見やすいレイアウトです。本試験形式で編集しているため、本番を想定した学習が可能です。コンパクトなので持ち運びにも便利です。

おすすめポイント
・実際の過去問なので、全分野を通して一気に知識をブラッシュアップできる
・薄くてコンパクトで持ち運びやすい!
・勉強序盤〜中盤で解説が手厚いテキストを複数使って確実に知識をインプットし、仕上げの段階ではシンプルさや手軽さを重視する人におすすめ

二次試験の過去問(分野別&年度別)

当初、二次試験対策には「年度別」のみ1冊だけ購入しようと探していたのですが、こちらの過去問は「年度別」に加えて、プレゼンテーションと論文それぞれの予想問題も豊富に掲載されていて、なんと1冊で「分野別」と「年度別」の両方の対策ができるお得な過去問だったので迷わず購入しました!

2023年版徹底解説2次試験インテリアコーディネーター資格試験問題
産業能率大学出版部 著

■商品説明:インテリアコーディネーター(I.C.)は、顧客の求める多様なニーズや顧客のライフスタイル、価値観などを把握し、自分自身の専門知識をフルに活かして、顧客に喜ばれる「快適な暮らし方が提案できる」総合的配慮・判断が必要な大変クリエイティブな仕事です。そのI.C.資格試験合格を目指すためには計画的な学習が必要であり、本問題集は2次試験合格を目指すために最適です。インテリアコーディネーター2次試験の過去5年間の試験問題とその解答解説。および今後の予想問題9問を掲載しています。

おすすめポイント
・フルカラーで解説も充実しており、問題集はこの1冊で十分
・大判で薄くて、机で広げやすい

効果的な過去問題集の使い方は?

効果的な使い方を解説する前に・・・

一発合格者の得点率推移を公開!

ここで、突然ですが筆者が一次試験勉強をしていた時の予想問題と過去問の得点率推移を公開します!

とても恥ずかしいのですが、ぜひみなさんが過去問を解く際の参考にしてもらえたらと思います。ちなみに一般的に、一次試験の合格ラインは得点率70〜75%前後と言われています。

①分野別予想問題の得点率

まずは分野別予想問題から取り組みました。そして、分野によって自分の理解度にめちゃくちゃ偏りがあることに気づきました。

・苦手分野:52〜62%(材料系、環境工学、法律系など・・・)
・得意分野:77%〜94%(インテリアの歴史、色彩計画など!!!)

間をとると73%なので、ギリギリ合格するかどうかのラインです。ただ、ここまでばらつきがあったことに正直驚きつつも、明確に苦手分野がわかったのでその後の対策がしやすくなりました。また、何周も繰り返し解かず「1度の演習で全部理解し切るぞ!」というマインドでとにかく復習に注力しました。そしてこの予想問題集には最後に模試も1回分ついているのですが、その結果は・・・↓このあと公開します!

②年度別過去問の得点率

予想問題で各分野をきっちり復習したうえで、いよいよ実際の過去問に手をつけました。

全4回の得点率推移(古い順に解きました)
・第37回:75.5%
・第38回:73.5%
・第39回:78.5%
・第40回:79%

こう並べると全体的にいい感じに得点できているように見えますが、実はそこには落とし穴があるんです。筆者は、1回分解くごとに1時間半ほどかけて全力で復習していました。間違えたところだけでなく、正解したところもさらに周辺知識を身につけられないか調べていたのです。そして、その回の内容を100%確実に理解してから、次の回を解いていた・・・にもかかわらず、得点率が大きく伸びていないのです。これはどういうことでしょうか?

出題範囲が広すぎて毎回内容が全く異なるので、復習しても全然網羅できないのです・・・

ここに、インテリアコーディネーターの一次試験が難しいと言われる理由が詰まっている気がします。そして、一次試験当日の午前中、ギリギリのタイミングで予想問題の最後についていた模試を解いてみたら、得点率は過去最低の71.5%でした。絶望しながらテストセンターに向かったことを覚えています(笑)

ただ、ここまで色んな予想問題や過去問を解いてきた結果、幅広い知識が身についたことは事実です。本番の試験にも合格しているので、みなさんも過去問の得点率が伸びないからと言って諦めないでくださいね!

「絶対合格したい!」という人は資格講座もおすすめ!

ここまで、過去問を選ぶポイントや合格者の実際の得点率について解説してきました。「難しそう、大変そう・・・」と思った人もいると思います。独学だと不安だけど、何としてもインテリアコーディネーターに合格したいという人には、インテリアコーディネーターに特化した通信講座がおすすめです。

自分のペースで勉強したいなら「ユーキャン」

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まとめ

過去問は、インテリアコーディネーター試験合格への近道です。

「分野別」「年度別」それぞれの過去問を上手に活用して、本番で実力を100%出し切れるように仕上げていきましょう!

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いんたま 〜インテリアコーディネーターの卵〜