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【2024最新】インテリアコーディネーター資格試験に独学で合格する方法を徹底解説!

この記事は約14分で読めます。

こんにちは!いんたま編集部です。

この記事では「インテリアコーディネーターに挑戦したいけど、資格試験に合格できるか不安…」という人に向けて、資格試験の基礎知識から、独学のメリットとデメリット、独学が向いている人の特徴、効果的な勉強法、スケジュールの立て方、モチベーション維持法など、独学合格者ならではの視点で具体的なテクニックを紹介していきます。一次試験と二次試験それぞれの攻略法も細かく解説します。

インテリアコーディネーター資格試験は、ポイントさえ押さえていれば独学でも合格することができます。「未経験だから」「独学で不安だから」と諦めず、この記事を読んでキャリアを実現する第一歩を踏み出しましょう!

この記事を書いた人
普段はwebデザイナー。とにかくインテリアコーディネートが好きで、友人からの「資格取ってみたら?」の一言で受験を決意し、その数ヶ月後に一発合格。現在インテリア業界への転職を検討中🪄

  1. インテリアコーディネーターの試験勉強はどれくらい難しい?
  2. 〇〇な人は独学がおすすめ!特徴5選
  3. 合格者が教える効果的な勉強法とは?
  4. 合格者が使っていた教材を公開!
  1. インテリアコーディネーターとは
    1. インテリアコーディネーターは何者?
    2. インテリアコーディネーター資格試験の概要
    3. インテリアコーディネーター資格試験の合格率
    4. インテリアコーディネーター資格試験の受験資格と費用
    5. インテリアコーディネーター資格を活かせる仕事
    6. インテリアコーディネーターの年収は?
    7. インテリアコーディネーター資格試験は独学で合格できる?
  2. インテリアコーディネーター資格試験に独学で合格するには?
    1. 独学で受験するメリットとデメリット
    2. 〇〇な人は独学がおすすめ!特徴5選
    3. 逆に、〇〇な人は資格講座がおすすめ!特徴3選
    4. 独学で合格するためのポイントは?
    5. 合格に必要な勉強時間は?
    6. 独学での勉強スケジュールの立て方
    7. モチベーション維持の方法
    8. 勉強と仕事や家事の両立
  3. 【実践編】インテリアコーディネーター資格試験:一次試験対策
    1. 一次試験の出題範囲と勉強法
    2. 【合格者が選ぶ!】目的別:一次試験対策おすすめテキスト3選
    3. 【合格者が語る!】一次試験を受験する上でのポイント
  4. 【実践編】インテリアコーディネーター資格試験:二次試験対策
    1. 二次試験の出題範囲と勉強法
    2. 【合格者が選ぶ!】目的別:二次試験対策おすすめテキスト2選
    3. 二次試験で必要な製図道具
    4. 二次試験合格者が実際に持ち込んだ製図道具を公開!
    5. 二次試験を受験する上での注意点
  5. 「独学では不安・・・」という人は資格講座もおすすめ!
    1. おすすめのインテリアコーディネーター資格講座
  6. まとめ
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インテリアコーディネーターとは

インテリアコーディネーターは何者?

インテリアコーディネーターは「幅広い専門知識を持ち、インテリアに関して空間の美しさや機能性に基づくアドバイスと提案を行う専門家」です。住宅や商業施設など多岐にわたるプロジェクトで、クライアントの要望を取り入れながら、バランスの取れた空間を生み出します。

インテリアコーディネーター資格試験の概要

インテリアコーディネーターは、公益社団法人インテリア産業協会が発行している民間資格です。よく間違えられますが、国家資格ではありません。また、その資格試験の内容は、「インテリア」という名前から想像されるよりも遥かに幅広い範囲で、建築や法律やコーディネートに関する知識・技術を測るものです。

開催時期は?

年に1回、9〜12月にかけて行われます。

日程イベント注意事項
2023年7月18日(火)〜
2023年8月31日(木)
受験申し込み受付期間インターネットで申し込み
2023年9月15日(金)〜
2023年10月15日(日)
一次試験CBT(テスト会場のコンピュータでweb受験)
※1ヶ月の期間の中から自分で日程を選択
2023年11月15日(水)一次試験合格発表
2023年12月3日(日)二次試験指定会場で全国一斉受験
2024年2月13日(火)最終合格発表
2023年度(第41回/令和5年度)の試験スケジュール

出題形式は?

一次試験は120分間の選択式の筆記試験で、建築やインテリアに関する知識が問われます。二次試験は180分間の製図を含む実技試験で、お客様に提案するための実践的なスキルが問われます。

区分制限時間内容
一次試験(知識)120分建築の歴史、建築基準法、建材の種類、色彩計画、照明計画、バリアフリーなどの基礎理論
二次試験(実技)180分①住空間に関してお客様が感じる課題に対してインテリア理論に則り解決法を提案する論文
②お客様の住まいへのこだわりに対して最適な家具の配置や材質や色合わせを提案する製図

インテリアコーディネーター資格試験の合格率

インテリアコーディネーター資格試験は、他の資格試験と比較しても難易度が高めで、合格率は例年24%前後です。一次試験が30%前後、二次試験が60%前後になっています。ちなみに2023年度(第41回)の合格率は24.9%で、一次試験が35.0%、二次試験が56.9%でした。

年度受験者数(人)合格者数(人)合格率(%)
2023(第41回)8156203424.9
2022(第40回)8943219324.5
2021(第39回)9935233423.5
2020(第38回)8468204524.1
2019(第37回)7561189625.1
平均8612.62100.424.4
合格率の推移:公益社団法人インテリア産業協会HPを参考に作成

合格ラインや基準は公表されていないため、受験後も自分で受かったのか落ちたのか判別しづらいところが難点です。一般的には、一次試験は全問題のうち70〜75%正解していれば合格できるとも言われています。

インテリアコーディネーター資格試験の受験資格と費用

そんな難関のインテリアコーディネーター資格試験ですが、実は年齢や学歴を問わず誰でも受験が可能で、一次試験は毎年平均9,000人が受験している人気の試験です。建築業界未経験の方も結構受験しているそうですよ!

受験費用は、一次試験と二次試験を同時に申し込む場合、14,850円(税込)です。

インテリアコーディネーター資格を活かせる仕事

インテリア関係の仕事は資格なしでもできることが多いですが、資格があることで一定の専門知識を持っている証明になり、お客様からの信頼も得やすいです。就職先としても、ハウスメーカー、住宅設備機器メーカー、家具メーカー、建築・設計事務所、リフォーム会社などなど…たくさん挙げられます。また、最近は独立してフリーランスのインテリアコーディネーターとして活動する人も増えてきています。

インテリアコーディネーターの年収は?

年収は、企業所属の場合は一般的に400万円前後と言われており、そこまで高くありませんが、経験や実績・雇用状態により大きく異なってきます。人々が過ごす住まいや空間をコーディネートするという世の中に欠かせない仕事で、今後も高い需要が予想されるため、待遇も上がっていく可能性があります。特に人口減少時代の日本においては、老朽化した家や空き家を活用するために、リフォームやリノベーションの需要も増える一方と予想されています。

需要が急増している今がチャンスです!

インテリアコーディネーター資格試験は独学で合格できる?

結論として、インテリアコーディネーター資格試験は独学で合格することが可能です。しかし、正直言って資格講座やスクールに通うより難しいので、簡単にはおすすめしていません。次の章で独学のメリット・デメリットや向いている人の特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

インテリアコーディネーター資格試験に独学で合格するには?

独学で受験するメリットとデメリット

独学での受験には、明確にメリットとデメリットがあります。理解した上で自分に合った方法を選びましょう。

メリット
・自分の生活スタイルに合わせて柔軟なスケジュールで勉強することができる
・費用が圧倒的に安い

デメリット
・すべて自分で計画・実行しないといけないので負担が大きい
・モチベーションが維持しにくい

〇〇な人は独学がおすすめ!特徴5選

独学に向いている人とはどんな人なのでしょうか?その特徴を5つにまとめてみました。

自己管理能力が高い

独学の場合、膨大な試験範囲から自分で学習計画を立てて自分で進捗を管理する能力が必要です。だらけずに自分を律しながらモチベーションを保ち、限られた時間で目標から逆算してアクションを起こせる人に向いていると言えます。特に、これまで受験や部活などで自分で立てた目標を達成してきたという人は独学に向いています。

最後まで自分1人で頑張るぞ!というマインドがある

資格講座やスクールに通う場合は同じ目標を持つクラスメイトや講師と直接対話できるので、情報収集や疑問点の解消がしやすい環境になります。また、仲間がいることでモチベーションを保つこともできるでしょう。しかし独学だとこういったチャンスが限られるので、自分で一から情報を収集し、専門用語も自分で噛み砕いて理解し、さらに自分でモチベーションをコントロールすることが求められます。簡単ではありませんが、それでも頑張るぞ!と燃えられる人にはおすすめです。

情報収集能力が高い

試験対策用にまとめられたテキストはもちろんのこと、テキストに載っていない最新情報をいかに効率よく得られるかも大切です。例えばハウスメーカーのホームページ1つ、壁紙のカタログ1冊からでも最新の市場動向やユースケースについての知識が得られます。どこまで貪欲に情報を収集できるかが合格に直結すると言っても過言ではないでしょう。

まとまった時間が取れない

「日々仕事や家事などがある中で、毎日勉強のためにまとまった時間を確保するのは難しい!」という方は、時間固定の資格講座やスクールよりも独学がおすすめです。自分の生活スタイルに合わせて柔軟にスケジュールを組みましょう。

この資格を取って〇〇するぞ!という明確な目的がある

どの資格にも言えることですが、「なんとなく興味があるから」受験するよりも、「この資格を取ってどうしたいのか」という具体的かつ明確な目的があった方が頑張れます。「インテリアコーディネーターの資格を取ってA社に転職し年収を上げるぞ!」など、資格取得の先の目的まで定めてみましょう。

逆に、〇〇な人は資格講座がおすすめ!特徴3選

ここまで読んで「独学はちょっと違うかも・・・」と思った人も安心してください。独学よりも資格講座が向いている人の特徴はこちらの記事に詳しく書いているので、ぜひ参考にしてみてくだいね!

独学で合格するためのポイントは?

まずは出題範囲をしっかり理解する

公益社団法人インテリア産業協会のHPに毎年出題分野が掲載されます。これに基づいて学習計画を立てましょう。過去問や解答例もダウンロードできるので、実際どんな形式で出題されるのかを確認してから勉強を始めると良いかもしれません。

自分に合ったテキストを選ぶ

公式テキストや資格スクールが出しているテキストなど複数ありますが、独学の場合は何よりもまずわかりやすいテキスト・自分のモチベーションが続くテキストを選ぶことが大切です。一問一答式が良いのか?説明分量が多いと良いのか?など、どういうテキストなら自分は勉強しやすいのかを把握しましょう。最近は図や表が豊富なテキストも増えてきているようです。また、テキストによって専門用語の言い回しや解説の表現も異なります。実際に手に取って複数見比べてみて選ぶのがおすすめです。

模擬試験や過去問で自分の現在地をチェックする

試験が近づいてきたら、なるべく実際の形式に近い状況で問題を解く経験を積みましょう。間違えた部分を重点的に復習し、苦手は確実に克服していきます。

以上のポイントを押さえて、独学で合格を目指しましょう!

合格に必要な勉強時間は?

建築業界未経験の初心者が独学で勉強する場合は、一般的に300時間の勉強量が目安と言われています。一次試験では、建築や法律など関連知識のインプットがメインになり、対策には約200時間かかります。二次試験では、これまで詰め込んだ知識を論文やプレゼンテーション(製図)を通して相手に伝えるためのアウトプットスキルが必要になり、対策には約100時間かかります。

独学での勉強スケジュールの立て方

独学で勉強する場合、計画的に効率よく勉強を進めることが何より重要になります。受験日程から逆算して必要な勉強量を確保しましょう。1日あたり1〜2時間確保できる人なら、半年〜8ヶ月の勉強期間を想定しておくと良いと思います。長くても1年程度で出題範囲を網羅できるので、諦めずに頑張りましょう。経験者の場合は、実務経験と関連する内容も多いため、より短時間で効率的に網羅できるでしょう。

具体的なスケジュールの立て方については、こちらの記事も参考にしてみてください!

モチベーション維持の方法

独学の場合は自分でモチベーションを維持することも大きな課題になってきます。以下の方法で乗り越えましょう。

目標を可視化する

合格後、目指すキャリアを手に入れた格好いい自分を具体的にイメージしましょう。

定期的に自分の頑張りを評価する

勉強の進捗を振り返り、小さくても良いので達成感を得る機会を増やすよう意識しましょう。

自分を褒めながら、勉強を長期的に継続することが大切です!

勉強と仕事や家事の両立

インテリアコーディネーター資格試験は勉強量も多いので、仕事や家事と両立するためにスキマ時間を活用することがおすすめです。

例えば、通勤時間中は持ち歩きやすい手のひらサイズの一問一答テキストを読みこむ、家事の合間は1問でも多くキーワードを書き出すなど、スキマ時間でもできることはたくさんあります。毎日寝る前にテキストを○ページ進めるなどの定期的な勉強とうまく組み合わせて、両立を目指しましょう。

【実践編】インテリアコーディネーター資格試験:一次試験対策

一次試験の出題範囲と勉強法

インテリアコーディネーター資格試験の一次試験の出題範囲です。

  1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
  2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
  3. インテリアの歴史に関すること
  4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
  5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
  6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
  7. 環境と設備に関すること
  8. インテリアコーディネーションの表現に関すること
  9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること
公益社団法人インテリア産業協会HPより

一次試験は選択式の筆記試験なので、これらの膨大な知識をいかに効率よくインプットできるかが合格を左右します。解説が豊富で分かりやすいテキストを選びましょう。

【合格者が選ぶ!】目的別:一次試験対策おすすめテキスト3選

実際に使ってみて合格できた、おすすめのテキストと問題集を目的別に3冊紹介します。

①テキスト:ゼロから知識をインプットする

インテリアコーディネーター合格テキスト 第3版
町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー 著
※2024/3時点で第3版が最新です!

■商品説明:◎インテリアコーディネーターの公式ハンドブック上・下巻を1冊で完全網羅!1次試験対策の重点項目を、専門学校現役講師陣の視点で徹底解説しています ◎13,000人以上の卒業生を輩出しているインテリアコーディネートの専門学校「町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー」が監修。実際の業務に沿った構成だから、頭に入りやすく、覚えやすいのが特徴です。

おすすめポイント
・図や写真が多くて専門知識が理解しやすい!種類が多くてこんがらがるデザイナーズチェアも、一覧表にまとまっていたりして本当にわかりやすかったです。

②分野別問題集:知識をアウトプットして定着させる

インテリアコーディネーター1次試験 予想問題徹底研究2023
HIPS合格対策プロジェクト 編

■商品説明:今年の出題傾向を徹底予想した充実の本試験約5回分の問題を収録。取り組みやすい分野別編集の問題150問に加え、模擬試験1回分を収録。分野別問題では苦手分野を克服し、模擬試験で力試しができます。解説には、文章の意味がよりイメージしやすいように図表を多数掲載しています。「各分野の傾向と対策」「出題数の目安」を掲載。最新の法改正や新規格にもしっかり対応しています。

おすすめポイント
・年度別ではなく分野別なので、「テキストで習った分野に絞って練習したい」「苦手分野だけ集中的に解きたい」など、使い分けやすい
・1ページごとに問題とその下に解説があり、解いた後にすぐ答え合わせができる
・意外と薄いので、机でじっくり勉強する時に広げやすい

③過去問題集:本番形式で実力をチェックする

インテリアコーディネーター資格試験 年度別過去問題集2023年版
HIPS合格対策プロジェクト

■商品説明:1次試験最新4年分を年度別に収録。1ページ1問の見やすいレイアウトです。本試験形式で編集しているため、本番を想定した学習が可能です。コンパクトなので持ち運びにも便利です。

おすすめポイント
・実際の過去問なので、全分野を通して一気に知識をブラッシュアップできる
・薄くてコンパクトで持ち運びやすい!
・勉強序盤〜中盤で解説が手厚いテキストを複数使って確実に知識をインプットし、仕上げの段階ではシンプルさや手軽さを重視する人におすすめ

【合格者が語る!】一次試験を受験する上でのポイント

インプットと暗記が大事な一次試験を受験する際には、以下のポイントを参考にしてみてください。

すぐに疑問を解消する習慣をつける

膨大な試験範囲の中で1つ1つの単語が関連し合っているため、1つ躓くとドミノ倒しのように疑問が発生してしまいます。わからない点や疑問に感じた部分はとにかくすぐ調べて確実に理解するようにしましょう。

インプットとアウトプットのバランスをとる

情報量がとにかく多いので、「名前を聞けばわかるけど、自力では答えられない」知識が増えがちです。テキストを読んで終わりではなく、繰り返し問題集を解いて、「自分で答えられる」知識を増やしていくことが合格への近道です。

どんな手を使っても知識を定着させる!

情報量がとにかく多いので(2回目)、いかに効率的に暗記できるかが大切です。筆者の場合は、古典的な方法ですが家じゅうにキーワードを書いた付箋を貼って常に視界に何か情報が入るようにして暗記していました(笑)

【実践編】インテリアコーディネーター資格試験:二次試験対策

二次試験の出題範囲と勉強法

インテリアコーディネーター資格試験の二次試験の出題範囲です。

プレゼンテーション・論文によるインテリア計画の提案に関すること

公益社団法人インテリア産業協会HPより

こう聞くとシンプルですが、プレゼンテーション=製図(着彩もあり)、論文=300〜600文字の作文で、トータル3時間のこってりした試験です。プレゼンテーション試験では、これまでインプットしたインテリア知識を駆使しながら、お客様の要望通りに素早く図案を作成できるかが重要になります。論文試験では、お客様の要望に対して文章で具体的かつ論理的に提案する力が求められます。

どちらも一朝一夕では身につかないスキルです。とにかくアウトプットの経験を積めるようなテキストを選びましょう。

【合格者が選ぶ!】目的別:二次試験対策おすすめテキスト2選

実際に使ってみて合格できた、おすすめのテキストと問題集を目的別に2冊紹介します。

①テキスト:ゼロから知識をインプットする

インテリアコーディネーター2次試験 合格のポイント
石川はるな・井上国博佐田博佳丸山正記三上孝明山田信亮 共著

■商品説明:本書はインテリアコーディネーター2次試験の試験対策書です。現場経験の少ない方々にもわかりやすいよう、懇切丁寧に解説しています。短い試験時間内ですべての問題に解答をするには,ただ単に正解を知っているだけではなく、実際の試験で要求される解答レベルや専門用語の正しい意味をあらかじめ把握しておく必要があります。本書は受験者の視点で、そういった合格のためのポイントを詳しく解説しています。

おすすめポイント
・とにかく丁寧でわかりやすい!一次試験の出題範囲である家具サイズなどの必須知識の復習もしやすく、作図の方法も丁寧に解説されており、本当にわかりやすかったです
・柔らかい紙素材で書き込みやすい
・付録に製図用紙の原本がついているので、コピーしていくらでも作図できる

②過去問題集:本番形式で実力をチェックする

2023年版徹底解説2次試験インテリアコーディネーター資格試験問題
産業能率大学出版部 著

■商品説明:インテリアコーディネーター(I.C.)は、顧客の求める多様なニーズや顧客のライフスタイル、価値観などを把握し、自分自身の専門知識をフルに活かして、顧客に喜ばれる「快適な暮らし方が提案できる」総合的配慮・判断が必要な大変クリエイティブな仕事です。そのI.C.資格試験合格を目指すためには計画的な学習が必要であり、本問題集は2次試験合格を目指すために最適です。インテリアコーディネーター2次試験の過去5年間の試験問題とその解答解説。および今後の予想問題9問を掲載しています。

おすすめポイント
・フルカラーで解説も充実しており、問題集はこの1冊で十分
・大判で薄くて、机で広げやすい

二次試験で必要な製図道具

二次試験では製図が出題されるので、製図道具を持ち込む必要があります。

ちなみに、以下が受験概要に記載されている一覧ですが、この全てを持ち込む必要はありません。1つの道具で他の道具の役割を兼ねるものなどがあるからです。

  • 鉛筆またはシャープペンシル(硬度は問わない。)
    ※万年筆・ボールペンは不可
  • 色鉛筆(18色以内。色の選択は自由)
    ※ 軸(木や紙)に芯を通した色鉛筆に限る。全体が芯でできたもの等は不可
  • 筆箱(なるべく布性のものがよい。)
  • 消しゴム
    ※ 砂消しゴム、電動字消器は不可
  • 字消し板
  • 直定規(30㎝以内)
  • 三角スケール
  • 三角定規
  • 勾配定規
  • コンパス
  • ヘキサスケール(直定規と三角スケールの機能のみを持つもの)
  • 型板(テンプレート)の円定規だけのもの(なお、一部に角度表示のあるものでも可)
  • 製図用ブラシ(消しカスが周囲に散乱しないように注意してください)
  • ミニ鉛筆削り(削りカスが散乱しないように注意してください)
  • ※上記以外の型板(テンプレート)の使用はできません。
  • ※受験票に記載する「試験当日の持ち物」等をご確認ください。
  • ※当日、会場での筆記用具・製図用具の貸出は致しません。
公益社団法人インテリア産業協会HPより

製図道具もさまざまなサイズやデザインが販売されているので、合格後も仕事に使い続けるつもりで自分に合ったものを選ぶことが大切です。

二次試験合格者が実際に持ち込んだ製図道具を公開!

こちらは実際に二次試験当日に筆者が持ち込んだ製図道具一覧です。大きめの筆箱に全て収めて持って行きました。

左から順に、ヘキサスケール、円定規、色鉛筆(18色)、シャープペンシル、消しゴム(スティックタイプ)、コンパス、ミニ鉛筆削り、消しゴム(通常タイプ)です。

本来、持ち込み可能と指定されている製図道具はもっと多いですが、なるべくコンパクトに必要なものだけを目的別に集めました。実際に受験してみて、これらのセレクトで過不足はありませんでした!

①ヘキサスケール

ウチダ製図器(Uchidaseizuki) ウチダ ヘキサスケール 15cm 1-882-0115

直定規と三角スケールをそれぞれ購入するよりも、それらの機能を一体化したヘキサスケールを選びました。

おすすめポイント
・1/100、1/200、1/300、1/400、1/500、1/600の6種類の縮尺に対応
・平面なので三角スケールのように転がしたりしなくて良い
・15cmとコンパクトで筆箱に入れやすい
・デザインがシンプルで使いやすい

②円定規

シンワ測定 Shinwa Rules 66005 [テンプレート TB-4 円定規(小)]

サイズが選べたので、扱いやすい小さい方にしました。

おすすめポイント
・15cmとコンパクトで筆箱に入れやすい
・平面上に各縮尺がまとまっていて、三角スケールのように持ち替えたりしなくて良い!
・デザインがシンプルで使いやすい

③色鉛筆(18色)

三菱鉛筆 36色色鉛筆
この中から、試験によく出る木材やガラスなどに使いやすいカラーを18色セレクトしました。

おすすめポイント
・結構珍しい色も入っているので、色使いにこだわりたい人には嬉しい
・削りやすく折れにくい

④シャープペンシル

三菱鉛筆 シャーペン クルトガ 0.5 ベビーピンク M54501P.68
線の太さを書き分けたり細かい文字も書き込めるように、クルトガの0.5mmを選びました。当日は替え芯も3本中に入れて持っていきました。

おすすめポイント
・芯が尖り続けるので細い線が書きやすい
・色の種類が豊富なのでお気に入りを選べる

⑤消しゴム(スティックタイプ)

トンボ鉛筆 ホルダー消しゴム モノスティック JCC-121A
製図中は細かい部分だけ消したい時がよくあるので、細く消せるスティックタイプも購入しました。

おすすめポイント
・細くて角があり、図面の消したい部分だけスポットで消せる
・ペンと同じ形なので手も汚れにくい

⑥コンパス

ソニック スーパーコンパス 鉛筆用 ブルー SK-5284-B
筆者の私物は少し前に購入したもので、現在は新しいバージョンが出ています。

おすすめポイント
・シンプルかつコンパクトで使いやすい

⑦ミニ鉛筆削り

三菱鉛筆 ポケット シャープナー 鉛筆削器

おすすめポイント
・親指サイズでめちゃくちゃ小さいので筆箱に入れやすい
・色が選べる

⑧消しゴム(通常タイプ)

トンボ鉛筆 MONO 消しゴム モノPE04 JCA-311 3個入
広範囲をまとめて消す用です。カバーは試験中邪魔になるので外して使っていました。

おすすめポイント
・柔らかいけど適度にコシがあってとにかく消しやすい

二次試験を受験する上での注意点

作図と文章でのアウトプットが大事な二次試験を受験する際には、以下のポイントを参考にしてみてください。

1枚でも多く製図する

製図試験を素早く突破するためには、ある程度「このパターンで出題されたらこう描く」という方法論を定着させることが必要です。どんな角度から出題されても大丈夫と言えるように、とにかく描いて、描いて、描きまくりましょう!

難しい専門知識を口頭で説明するスキルをつける

論述では、論理的かつお客様に分かりやすい文章を書くことが求められます。難しい専門用語を誰にでもわかるように噛み砕いて説明するなど、普段から意識してインプットしていきましょう。

「独学では不安・・・」という人は資格講座もおすすめ!

「独学では勉強が不安・・・」という人にはインテリアコーディネーター試験に特化した資格講座がおすすめです。資格講座は数多くありますが、その中でもおすすめの2講座を紹介します!

おすすめのインテリアコーディネーター資格講座

自分のペースで勉強したいなら「ユーキャン」

言わずと知れた資格スクール大手のユーキャン。自分に合った勉強スケジュールを提案してくれるので、それに合わせてユーキャンオリジナルの教材を進める形式です。講座と独学の良いとこどりで、ある程度柔軟なスケジュールで勉強したい人におすすめです。

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まとめ

ポイントを押さえて効率的に勉強を進めれば、インテリアコーディネーター資格試験は独学で合格することが可能です。

しっかり目標を定めて着実に努力を重ね、合格を掴み取りましょう。応援しています!!

インテリア業界の他の資格について知りたい人はこちらの記事もおすすめです!

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いんたま 〜インテリアコーディネーターの卵〜