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【2025最新】インテリアコーディネーター資格試験に独学で合格する方法を徹底解説!

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こんにちは!いんたま編集部です。

この記事ではインテリアコーディネーター資格試験を独学で合格したいと考えている方向けに、必要な勉強時間、勉強のポイント、未経験から独学合格できた私が使用したテキスト(1次試験/2次試験)等を詳細にご紹介していきます。「未経験だから」「独学で不安だから」と諦めず、この記事を読んでキャリアを実現する第一歩を踏み出しましょう!

この記事を書いた人
普段はwebデザイナー。とにかくインテリアコーディネートが好きで、友人からの「資格取ってみたら?」の一言で受験を決意し、その数ヶ月後に一発合格。現在インテリア業界への転職を検討中🪄

  1. インテリアコーディネーターの試験勉強はどれくらい難しい?
  2. 合格者が教える効果的な勉強法とは?
  3. 合格者が使っていた教材を公開!
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インテリアコーディネーター資格試験は独学で合格できる?

結論として、インテリアコーディネーター資格試験は独学で合格することが可能です。

が、1次試験では出題範囲がかなり広く、2次試験では製図が必要となるため、独学での資格取得は決して簡単な道ではありません。私も家じゅうにキーワードを書いた付箋を貼って常に視界に何か情報が入るようにして暗記していました。テキストを読んで終わりではなく、繰り返し問題集を解いて、「自分で答えられる」知識を増やしていくことが合格への近道です。

必要な勉強時間は300時間

建築業界未経験の初心者が独学で勉強する場合は、合計で300時間(一次試験:200時間、2次試験:100時間)の勉強量が目安と言われています。1日あたり1〜2時間確保できる人なら、半年〜8ヶ月の勉強期間を想定しておくと良いと思います。

出題分野は公益社団法人インテリア産業協会のホームページに掲載されますが、毎年以下のような構成です。

  • 一次試験:建築や法律など関連知識のインプットがメイン。
  • 2次試験:これまで詰め込んだ知識を論文やプレゼンテーション(製図)を通して相手に伝えるためのアウトプットスキルが必要。

具体的なスケジュールの立て方については、こちらの記事も参考にしてみてください。

【比較表】通信講座VS独学

費用はもちろん独学が安いですが、通信講座は教材の質・進めやすさ・試験対策の面で安心と言えるでしょう。

観点通信講座独学
教材の質◎ プロの講師による正確な知識○ 試験範囲をカバーした市販の参考書で対応可能
学習の進めやすさ◎ 最適化されたカリキュラムに沿って進めるので、迷いなく進められる○ 自ら計画できる場合は問題ない
製図対策○ サービスによっては専門的な指導と添削あり△ 解答例を見ながら自己採点する必要あり
費用△ 高額(4万円〜30万円程度)◎ 教材費のみで済む(安価)

業界未経験の場合や、特に2次試験の製図対策が不安な方は、通信講座の利用がおすすめです。
選び方や費用等の比較はこちらの記事で行なっているので、参考にしてみてください。不安な場合は、合格保証付きの講座を選ぶと安心です。

【独学合格できた】1次試験対策テキスト3選

一次試験はインテリアの歴史や構法、コーディネーションの計画、関連法規や規格等に関する選択式の筆記試験です。

私は、①テキストを読んで専門知識を押さえ、②問題集で知識の定着を試し、③本番型の試験形式で実践するの3ステップで合格しました。実際に使用した3冊をご紹介します。

①まず知識を覚える|インテリアコーディネーター合格テキスト

インテリアコーディネーター合格テキスト 第3版
町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー 著
※2025/2時点で第3版が最新です!

■商品説明:◎インテリアコーディネーターの公式ハンドブック上・下巻を1冊で完全網羅!1次試験対策の重点項目を、専門学校現役講師陣の視点で徹底解説しています ◎13,000人以上の卒業生を輩出しているインテリアコーディネートの専門学校「町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー」が監修。実際の業務に沿った構成だから、頭に入りやすく、覚えやすいのが特徴です。

おすすめポイント
・図や写真が多くて専門知識が理解しやすい!種類が多くてこんがらがるデザイナーズチェアも、一覧表にまとまっていたりして本当にわかりやすかったです。

②覚えた知識を定着させる|インテリアコーディネーター1次試験 予想問題徹底研究

インテリアコーディネーター1次試験 予想問題徹底研究2024
HIPS合格対策プロジェクト 編

■商品説明:今年の出題傾向を徹底予想した充実の本試験約5回分の問題を収録。取り組みやすい分野別編集の問題150問に加え、模擬試験1回分を収録。分野別問題では苦手分野を克服し、模擬試験で力試しができます。解説には、文章の意味がよりイメージしやすいように図表を多数掲載しています。「各分野の傾向と対策」「出題数の目安」を掲載。最新の法改正や新規格にもしっかり対応しています。

おすすめポイント
・年度別ではなく分野別なので、「テキストで習った分野に絞って練習したい」「苦手分野だけ集中的に解きたい」など、使い分けやすい
・1ページごとに問題とその下に解説があり、解いた後にすぐ答え合わせができる
・意外と薄いので、机でじっくり勉強する時に広げやすい

③本番形式で実践|インテリアコーディネーター資格試験 年度別過去問題集

インテリアコーディネーター資格試験 年度別過去問題集新訂版
HIPS合格対策プロジェクト

■商品説明:1次試験最新4年分を年度別に収録。2023年度から変更になったCBT形式にも対応。1ページ1問の見やすいレイアウトです。本試験形式で編集しているため、本番を想定した学習が可能です。コンパクトなので持ち運びにも便利です。

おすすめポイント
・実際の過去問なので、全分野を通して一気に知識をブラッシュアップできる
・薄くてコンパクトで持ち運びやすい!
・勉強序盤〜中盤で解説が手厚いテキストを複数使って確実に知識をインプットし、仕上げの段階ではシンプルさや手軽さを重視する人におすすめ

【独学合格できた】2次試験対策テキスト3選・必要な文房具

インテリアコーディネーター資格試験の2次試験は「プレゼンテーション・論文によるインテリア計画の提案に関すること」です。

<2次試験内容(合計3時間)>

試験内容内容ポイント
①プレゼンテーション製図(着彩含む)インテリア知識を駆使しながら、お客様の要望通りに素早く図案を作成できるか
②論文お客様への提案文章(300〜600字)お客様の要望に対して文章で具体的かつ論理的に提案できるか

プレゼンテーション、論文ともに一朝一夕では身につかないスキルが必要なため、とにかく実践を積めるテキスト選びが重要です

そして、「このパターンで出題されたらこう描く」がすぐ出せるべく1枚でも多く製図練習を重ねること、難しい専門用語を誰にでもわかるように噛み砕いて説明する癖をつけておくことが合格の鍵です。

【合格者が選ぶ!】目的別:2次試験対策おすすめテキスト2選

2次試験では①テキストで傾向と対策を掴み、②本番型の試験形式で実践するの2ステップで合格しました。実際に使用した2冊をご紹介します。

①傾向と対策を掴む|インテリアコーディネーター2次試験合格のポイント

インテリアコーディネーター2次試験 合格のポイント
石川はるな・井上国博佐田博佳丸山正記三上孝明山田信亮 共著

■商品説明:本書はインテリアコーディネーター2次試験の試験対策書です。現場経験の少ない方々にもわかりやすいよう、懇切丁寧に解説しています。短い試験時間内ですべての問題に解答をするには,ただ単に正解を知っているだけではなく、実際の試験で要求される解答レベルや専門用語の正しい意味をあらかじめ把握しておく必要があります。本書は受験者の視点で、そういった合格のためのポイントを詳しく解説しています。

おすすめポイント
・とにかく丁寧でわかりやすい!一次試験の出題範囲である家具サイズなどの必須知識の復習もしやすく、作図の方法も丁寧に解説されており、本当にわかりやすかったです
・柔らかい紙素材で書き込みやすい
・付録に製図用紙の原本がついているので、コピーしていくらでも作図できる

②本番形式で実践|2次試験インテリアコーディネーター資格試験問題

2023年版徹底解説2次試験インテリアコーディネーター資格試験問題
産業能率大学出版部 著
※2025/2時点で2023年版が最新です

■商品説明:インテリアコーディネーター(I.C.)は、顧客の求める多様なニーズや顧客のライフスタイル、価値観などを把握し、自分自身の専門知識をフルに活かして、顧客に喜ばれる「快適な暮らし方が提案できる」総合的配慮・判断が必要な大変クリエイティブな仕事です。そのI.C.資格試験合格を目指すためには計画的な学習が必要であり、本問題集は2次試験合格を目指すために最適です。インテリアコーディネーター2次試験の過去5年間の試験問題とその解答解説。および今後の予想問題9問を掲載しています。

おすすめポイント
・フルカラーで解説も充実しており、問題集はこの1冊で十分
・大判で薄くて、机で広げやすい

2次試験で必要な製図道具

2次試験では製図が出題されるので、製図道具を持ち込む必要があります。

ちなみに、以下が受験概要に記載されている一覧ですが、この全てを持ち込む必要はありません。1つの道具で他の道具の役割を兼ねるものなどがあるからです。

  • 鉛筆またはシャープペンシル(硬度は問わない。)
    ※万年筆・ボールペンは不可
  • 色鉛筆(18色以内。色の選択は自由)
    ※ 軸(木や紙)に芯を通した色鉛筆に限る。全体が芯でできたもの等は不可
  • 筆箱(なるべく布性のものがよい。)
  • 消しゴム
    ※ 砂消しゴム、電動字消器は不可
  • 字消し板
  • 直定規(30㎝以内)
  • 三角スケール
  • 三角定規
  • 勾配定規
  • コンパス
  • ヘキサスケール(直定規と三角スケールの機能のみを持つもの)
  • 型板(テンプレート)の円定規だけのもの(なお、一部に角度表示のあるものでも可)
  • 製図用ブラシ(消しカスが周囲に散乱しないように注意してください)
  • ミニ鉛筆削り(削りカスが散乱しないように注意してください)
  • ※上記以外の型板(テンプレート)の使用はできません。
  • ※受験票に記載する「試験当日の持ち物」等をご確認ください。
  • ※当日、会場での筆記用具・製図用具の貸出は致しません。
公益社団法人インテリア産業協会HPより

製図道具もさまざまなサイズやデザインが販売されているので、合格後も仕事に使い続けるつもりで自分に合ったものを選ぶことが大切です。

2次試験に必要な製図道具

私が実際に2次試験当日に会場に持ち込んだ製図道具一覧です。大きめの筆箱に全て収めて持って行きました。

左から順に、ヘキサスケール、円定規、色鉛筆(18色)、シャープペンシル、消しゴム(スティックタイプ)、コンパス、ミニ鉛筆削り、消しゴム(通常タイプ)です。

本来、持ち込み可能と指定されている製図道具はもっと多いですが、なるべくコンパクトに必要なものだけを目的別に集めました。実際に受験してみて、これらのセレクトで過不足はありませんでした!

①ヘキサスケール

ウチダ製図器(Uchidaseizuki) ウチダ ヘキサスケール 15cm 1-882-0115

直定規と三角スケールをそれぞれ購入するよりも、それらの機能を一体化したヘキサスケールを選びました。

おすすめポイント
・1/100、1/200、1/300、1/400、1/500、1/600の6種類の縮尺に対応
・平面なので三角スケールのように転がしたりしなくて良い
・15cmとコンパクトで筆箱に入れやすい
・デザインがシンプルで使いやすい

②円定規

シンワ測定 Shinwa Rules 66005 [テンプレート TB-4 円定規(小)]

サイズが選べたので、扱いやすい小さい方にしました。

おすすめポイント
・15cmとコンパクトで筆箱に入れやすい
・平面上に各縮尺がまとまっていて、三角スケールのように持ち替えたりしなくて良い!
・デザインがシンプルで使いやすい

③色鉛筆(18色)

三菱鉛筆 36色色鉛筆
この中から、試験によく出る木材やガラスなどに使いやすいカラーを18色セレクトしました。

おすすめポイント
・結構珍しい色も入っているので、色使いにこだわりたい人には嬉しい
・削りやすく折れにくい

④シャープペンシル

三菱鉛筆 シャーペン クルトガ 0.5 ベビーピンク M54501P.68
線の太さを書き分けたり細かい文字も書き込めるように、クルトガの0.5mmを選びました。当日は替え芯も3本中に入れて持っていきました。

おすすめポイント
・芯が尖り続けるので細い線が書きやすい
・色の種類が豊富なのでお気に入りを選べる

⑤消しゴム(スティックタイプ)

トンボ鉛筆 ホルダー消しゴム モノスティック JCC-121A
製図中は細かい部分だけ消したい時がよくあるので、細く消せるスティックタイプも購入しました。

おすすめポイント
・細くて角があり、図面の消したい部分だけスポットで消せる
・ペンと同じ形なので手も汚れにくい

⑥コンパス

ソニック スーパーコンパス 鉛筆用 ブルー SK-5284-B
筆者の私物は少し前に購入したもので、現在は新しいバージョンが出ています。

おすすめポイント
・シンプルかつコンパクトで使いやすい

⑦ミニ鉛筆削り

三菱鉛筆 ポケット シャープナー 鉛筆削器

おすすめポイント
・親指サイズでめちゃくちゃ小さいので筆箱に入れやすい
・色が選べる

⑧消しゴム(通常タイプ)

トンボ鉛筆 MONO 消しゴム モノPE04 JCA-311 3個入
広範囲をまとめて消す用です。カバーは試験中邪魔になるので外して使っていました。

おすすめポイント
・柔らかいけど適度にコシがあってとにかく消しやすい

通信講座を使った独学もOK!おすすめをご紹介

ここまで独学の勉強法やテキスト・文房具をご紹介してきました。やはり「自分はテキストだけでの独学だと少し厳しいかも」と考えた方も一定数いるかと思います。そのような方向けには、通信講座をおすすめします。

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まとめ

ポイントを押さえて効率的に勉強を進めれば、インテリアコーディネーター資格試験は独学で合格することが可能です。

しっかり目標を定めて着実に努力を重ね、合格を掴み取りましょう。応援しています!!

インテリア業界の他の資格について知りたい人はこちらの記事もおすすめです!

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